農業×アパレル
出会いは、小石氏が前職であるレザーブランド「ISAMU KATAYAMA BACKLASH」に勤めておられる時でした。とある店舗の立ち上げに関わる機会があり、その際にアパレル業の素人だった菊田参号にたくさんのことを教えていただいた方です。そんな小石氏がBACKLASHを辞めて、「農業 × アパレル」をコンセプトに立ち上げたブランドが「キビツミ」でした。地元である長野県に住まい米農家をやりながら、18年という長きに渡るアパレル業界での経験を生かし、地元の産業を盛り上げたいという思いや、「誰かのために」という強い決意を感じる新しいブランドです。
キビツミの小石氏(左)、伊勢木綿の臼井氏(中央)、菊田参号(右)
田舎へ着て行くべき、リラックス感のある服の提案。
「キビツミ」のキビとは「機微 : 表面では知ることのできない微妙なおもむきや事情」であり、ツミとは「(人為的に)摘み取る、積み上げる、罪と認める」ということを合わせた名前とのこと。
「動植物の「KIBI」を感じ、意思を持って「TSUMI」を行う。」というなんとも美しい名前からは、小石氏の「優しさ」がにじみ出ているようです。「田舎へ着て行くべき、リラックス感のある服で、オールシーズン着られる服がキビツミの服。」
キビツミのラインナップには、アパレルだけでなく、氏が丹精を込めて作った「お米」もあります。食べさせて頂いたら、しっかりとした歯応えのある非常に美味しい新米でした。お米を焙煎して作ったコーヒーというのも非常に美味しかったです。
そんなキビツミの立ち上げのタイミングで、SANGOUに声をかけていただいたことで実現したコラボです。
米炭染め
今回のコラボでは、SANGOUの冠衣をキビツミが「米炭染め」をしています。
SANGOUでは初となる「炭染め」。深黒とも藍ともまた違う表情。その仕上がりはまさにチャコールグレー、炭の色です。淡く繊細で美しい炭染めの冠衣。冠衣に新たな表情が誕生しました。
襟下には「キビツミ」のネームが、袖口にはキビツミロゴマークであるお米ロゴのピスネームを入れることで、より素敵な雰囲気になりました。
「伊勢木綿」で作った「冠衣」が「炭染め」に出会いました。なんとも日本らしい、職人の手が幾重にも折り重なっている一着です。ぜひ「動植物の「KIBI」を感じ、意思を持って「TSUMI」を行う。」ということを感じてみてください。
仕様
- 素材:
- 綿75%、麻25%
- 生産国:
- 日本
注意事項
洗濯の仕方について
手洗いをおすすめいたします。洗濯機をお使いの場合はネットに入れて手洗いモードでご利用ください。斜め方向へのねじれは縮みの原因となりますので、ネットに入れずそのまま洗濯機で洗うのはご遠慮ください。
洗濯時の縮みについて
一般的に木綿の縮みは大きいもので10%程度ですが、伊勢木綿は3-5%程度と縮みは少ない方となっております。
製品染めについて
この商品は製品染めという技法を用いているため、シワ・色あい・風合い・サイズに多少の個体差がみられる場合があります。また、はじめての洗濯から数回は色落ちや色移りをする場合がございますので、白色や淡色のものと分けて洗濯してください。